院長ブログ
2015年3月10日 火曜日
日本人の歯並び
こんにちは、MOTOKI DENTAL CLINCの石川です。
本日の話題は、"日本人の歯並び"についてです。
先日天気の良い、日曜日に1日矯正のお勉強をしていましたが、一般の方の矯正に対するイメージとは一体どういうものなのでしょうか?
一般の方の歯科矯正に対する感覚は、歯並びを良くすることは当たり前として、見た目だけの話になっているのをよく感じます。近年メディアなどでもよく耳にするのが、8020運動運動という言葉です。要するに「80歳までに20本の歯を残しましょう運動♫」という意味ですが、実際の話、80歳までに20本の歯が残ってらっしゃる方々の特徴はというと。。。???
歯並びが良い、ほとんど歯科治療をしていない(銀歯などがない)、健康である。などであるが、治療の痕跡はないが、歯科医院に通院していないということではないようです。しっかりとメインテナンスには通っている方が多い様です。
逆に80歳までに下の前歯だけ残っている、もしくはほとんどの歯を失っている方々というのは、虫歯や、歯周病に対する感受性は別として、ほとんどの方が歯並びが悪かった、噛み合わせが悪かった方々であるという(アングルの咬合の分類で2級、3級咬合の方々)という調査報告があるようです。
「もともと歯並びが良くない人」の割合は、日本61.0%(122名)・アメリカ58.0%(116名)・中国71.5%(143 名)で各国大きな差はありません。しかし、そのうちの矯正治療率は、日本21.3%(26名)・アメリカ50.0%(58名)・中国23.8%(34名)でした(図3)。また、歯並びが良くなく未治療の人のうち「治療したいと思う人」の割合は、日本54.2%(52名)・アメリカ79.3%(46名)・中国85.3%(93名)
という調査報告の比率を単純計算すると、日本人のおよそ40パーセントの方々は、80歳までに自分の歯をほとんど失ってしまうことが予想されますね。
歯列矯正するメリットは?
・見た目が良くなる。
・歯並びが良くなることでプラークコントロール(歯磨きなど)がしやすくなり、結果として歯の寿命が長くなる可能性が高くなる。(虫歯や歯周病になりにくくなるため)
・咀嚼能率(ものを噛み砕く能力)が上がったり、発音が良くなったりする。
・歯並びが良くなることで劣等感がなくなり、心理的に良い影響を与えることもある。
歯列矯正するデメリットは?
・多くの時間、費用がかかる。
・矯正期間中、一時的に見た目が悪くなる。(矯正装置が見えたり、一時的に歯並びが悪い状態になったりする)
・必ずしも理想の歯並びになるとは限らない。(歯医者のテクニックの問題、患者の理想とのギャップなど)
・矯正中は基本的に虫歯になりやすくなるので、注意深く歯のケアを行わないと虫歯が出来てしまう恐れがある。
・矯正によって歯根吸収(歯の根っこが溶けてしまうこと)が起こってしまうことがある。歯根吸収の原因は不明だが、万が一重度の歯根吸収が起こってしまった場合には、矯正治療の中止や、歯の連結・固定などが必要になることもある。
矯正治療(歯列矯正)のメリット・デメリット
・数十年過ごした噛み合わせをいきなり変えるとなると、むしろ顎関節症を含めた肩こりetcのリスクが増える可能性がある
・処置を行う人間の質の低さ
・歯が抜けやすくなる可能性
・どんなに気をつけても虫歯が増える
ということから、できればなるべく若いうちから、矯正治療に踏み切ることが勧められると言えますね。しかし、MOTOKI DENTAL CLINICでは最高年齢70歳の方の全額矯正を行いましたが、大変喜んんでおられます。。。笑
将来的に、自分の歯で見た目も美しく、しっかり噛めるようになるために、実は日本人の6割の方に矯正治療が必要なのかもしれませんね。。。
http://matome.naver.jp/odai/2136972605130415301?&page=1
当院の矯正治療について詳しくはこちら
http://www.motoki-dental.com/ortho/
本日の話題は、"日本人の歯並び"についてです。
先日天気の良い、日曜日に1日矯正のお勉強をしていましたが、一般の方の矯正に対するイメージとは一体どういうものなのでしょうか?
一般の方の歯科矯正に対する感覚は、歯並びを良くすることは当たり前として、見た目だけの話になっているのをよく感じます。近年メディアなどでもよく耳にするのが、8020運動運動という言葉です。要するに「80歳までに20本の歯を残しましょう運動♫」という意味ですが、実際の話、80歳までに20本の歯が残ってらっしゃる方々の特徴はというと。。。???
歯並びが良い、ほとんど歯科治療をしていない(銀歯などがない)、健康である。などであるが、治療の痕跡はないが、歯科医院に通院していないということではないようです。しっかりとメインテナンスには通っている方が多い様です。
逆に80歳までに下の前歯だけ残っている、もしくはほとんどの歯を失っている方々というのは、虫歯や、歯周病に対する感受性は別として、ほとんどの方が歯並びが悪かった、噛み合わせが悪かった方々であるという(アングルの咬合の分類で2級、3級咬合の方々)という調査報告があるようです。
「もともと歯並びが良くない人」の割合は、日本61.0%(122名)・アメリカ58.0%(116名)・中国71.5%(143 名)で各国大きな差はありません。しかし、そのうちの矯正治療率は、日本21.3%(26名)・アメリカ50.0%(58名)・中国23.8%(34名)でした(図3)。また、歯並びが良くなく未治療の人のうち「治療したいと思う人」の割合は、日本54.2%(52名)・アメリカ79.3%(46名)・中国85.3%(93名)
という調査報告の比率を単純計算すると、日本人のおよそ40パーセントの方々は、80歳までに自分の歯をほとんど失ってしまうことが予想されますね。
歯列矯正するメリットは?
・見た目が良くなる。
・歯並びが良くなることでプラークコントロール(歯磨きなど)がしやすくなり、結果として歯の寿命が長くなる可能性が高くなる。(虫歯や歯周病になりにくくなるため)
・咀嚼能率(ものを噛み砕く能力)が上がったり、発音が良くなったりする。
・歯並びが良くなることで劣等感がなくなり、心理的に良い影響を与えることもある。
歯列矯正するデメリットは?
・多くの時間、費用がかかる。
・矯正期間中、一時的に見た目が悪くなる。(矯正装置が見えたり、一時的に歯並びが悪い状態になったりする)
・必ずしも理想の歯並びになるとは限らない。(歯医者のテクニックの問題、患者の理想とのギャップなど)
・矯正中は基本的に虫歯になりやすくなるので、注意深く歯のケアを行わないと虫歯が出来てしまう恐れがある。
・矯正によって歯根吸収(歯の根っこが溶けてしまうこと)が起こってしまうことがある。歯根吸収の原因は不明だが、万が一重度の歯根吸収が起こってしまった場合には、矯正治療の中止や、歯の連結・固定などが必要になることもある。
矯正治療(歯列矯正)のメリット・デメリット
・数十年過ごした噛み合わせをいきなり変えるとなると、むしろ顎関節症を含めた肩こりetcのリスクが増える可能性がある
・処置を行う人間の質の低さ
・歯が抜けやすくなる可能性
・どんなに気をつけても虫歯が増える
ということから、できればなるべく若いうちから、矯正治療に踏み切ることが勧められると言えますね。しかし、MOTOKI DENTAL CLINICでは最高年齢70歳の方の全額矯正を行いましたが、大変喜んんでおられます。。。笑
将来的に、自分の歯で見た目も美しく、しっかり噛めるようになるために、実は日本人の6割の方に矯正治療が必要なのかもしれませんね。。。
http://matome.naver.jp/odai/2136972605130415301?&page=1
当院の矯正治療について詳しくはこちら
http://www.motoki-dental.com/ortho/
投稿者 医療法人徳治会 モトキデンタルクリニック