スタッフブログ
2015年10月14日 水曜日
美味しくご飯を食べる

こんにちはモトキデンタルクリニックの山本です。
食べる事が大好きなので、
今日は、
ご飯を美味しく食べれるようになるためのお話をします。
歯医者は歯が痛くなったら行く所だと、
思っている方が多いと思います。
というより、それが当り前だと思っていませんか?
私は、それだけとは思いません。
歯医者の仕事は、
ご飯を美味しく食べれるお口になるお手伝いをすることで、
身体を健康にすることだと思います。
歯は口の一部で、口は身体の一部に過ぎません。
歯は、ご飯を小さくするという役割を担っています。
ご飯をよく噛めば、食べ物は小さく、柔らかくなり、
容易に飲み込めるようになります。
よく噛んだ食べ物は、小さくて柔らかくなります。
胃に送られても、消化の効率がよくなります。
消化の効率がよいので、
腸での吸収がよくなります。
その結果、
まずお通じの具合がよくなっていきます。
そして、
胃腸が順調に働くので、胃腸の具合がよくなっていきます。
そうなると、
腸から送られるエネルギーの質も量も、よくなっていきます。
エネルギーがよくなるので、
少しづつ身体は健康になっていきます。
良く噛んで食べることには、
もう一つ、重要な要素があります。
人間の脳には、満腹中枢という機能があります。
食事を始めてから、
10分から15分ぐらい経つと、この満腹中枢が働きます。
『お腹が一杯だよ』という信号を出すのです。
そうなると、食欲が減り、
食事が進まなくなります。
ここで、問題です。
制限時間が10分でご飯を食べるとき、
一口あたり5回噛むのと、30回噛むのでは、
どちらが沢山ご飯を食べれるのでしょう?
言うまでも無く、
一口あたり5回しか噛まない方が、量を食べれます。
その結果、
我々は気づかないうちに、適切な量以上のものを食べている事になります。
そして、今の日本人の多くは、30回も噛んでいません。
つまり、噛む回数が少ないと、食べ過ぎてしまうのです。
逆を言えば、一口あたり30回噛むことができれば、
常に適切な量を食べれることになります。
我々の身体は、実に良くできているのです。
良く噛めば、ご飯を適切な量を食べれるので、
胃腸の仕事は更にはかどります。
適切な量を食べるから、胃腸は無理をしない。
良く噛んで、食べ物が柔らかく、細かいので、消化も吸収もいい。
消化も吸収もいいので、身体に適切なエネルギーを送れます。
適切なエネルギーが常に送られるので、
身体はドンドン健康になって生きます。
『腹八分目に病なし』というのは、こういう状態を指します。
この諺は、食べるのを控えめにしろという意味ではないのです。
よく噛んでご飯を食べれば、
適切な量を適切な方法で取ることができ、
身体の調子もよくなるということなのです。
言い換えると、ご飯を美味しく食べれれば、身体は健康になるのです。
何より、ご飯は美味しく食べる方が、いいに決まっています。
当院では、虫歯を治し、歯周病を治し、そして様々なお口のトラブルを治すだけでなく、
皆さんが、ご飯を美味しく食べれるようになるための、お手伝いをしております。
MOTOKI DENTAL CLINIC
投稿者 医療法人徳治会 モトキデンタルクリニック